Q&A

1.インパラとノンパラとの違いはなにですか?

不飽和ポリエステル樹脂にパラフィンが入っている物を「インパラ」ノーマルな状態を「ノンパラ」
と言います。
パラフィンはロウのような物で硬化の段階でパラフィンのみが表面に浮いてきて表面がカリッと
乾きます、但し、ノンパラに比べ接着力が弱く剥離の原因となります。

ノンパラは硬化しても表面がベタベタして指で押すとタックが残るぐらいですが、接着力に優れます、
ただ、最近はセミパラといい接着に問題がない程度パラフィンを添加している樹脂もあります。

使い分けは1層(ガラスマット1枚)だけならインパラ、また、乾く前(パラフィンが表面に浮く前)
に連続して積層する場合はインパラでもかまいません。
完全乾燥後でも表面をサンディングしてパラフィンを取り除けば積層可能です。

ノンパラは積層(複数枚の貼り込み)に向いています。

例えば、2層の積層品を作る場合、1層目をノンパラ、2層目をインパラにすれば
接着力が強く、表面が乾燥した製品が出来ます。

※ノンパラの樹脂にパラフィンを添加し、インパラにすることも可能です、パラフィン別売り。

2.ガラスマットの種類はどんな物がありますか?

ガラスマット(チョップドストランドマット)は一般的には450番が使われています。
450番は約1枚で樹脂含浸後0.7-0.8mmの厚みが出ます。
1.5mm厚みがほしいなら2枚積層します。

他には270.300.380.600番などがあります。

これは1u当たりの重量を表していています。


3.ガラスマットと樹脂の割合は。

ガラスマットと樹脂はガラスマット1に対し、樹脂が2です。

当社のガラスマット5mを購入した場合重量が約2.25kgで、必要樹脂量が4.5kg必要になります。
ガラスマット30kgの場合は樹脂60kg必要です。


4.樹脂に硬化剤は必要ですか?

はい、硬化剤はMEKPO(メチルエチルケトンパーオキサイド)ならどこのメーカーの物でも硬化
します。

一般的には樹脂にはすでに促進剤が入っていて、硬化剤の添加のみで固まります。
硬化剤の添加量は樹脂100に対して0.5-2部です。

樹脂1kgなら20ccあれば充分です。
樹脂20kgなら400cc必要です。

硬化剤にはクリアとレッドがありますが、レッドは添加漏れ防止用です、色は硬化段階で
消えます。
さらに言えば硬化剤にも種類が多くあり、冬、標準、夏、低発熱など様々ですが一般の使用
には標準で充分です。

硬化剤(MEKPO)はポリエステル樹脂を使った製品に共通で使えます。

ゲルコート  2部−4部
樹脂パテ   2部−4部
※樹脂より多くいるのは樹脂以外に添加物があるためです。


5.型用ゲルコート並びにビニルエステル樹脂。

型用ゲルコートはビニルエステルを使っており、強度、耐薬品に優れています。
保存性の向上の為、ほとんどが促進剤なしです。

樹脂に促進剤0.5-2部添加した後、硬化剤を添加下さい。
この際、促進剤と硬化剤を絶対に一緒に添加しないで下さい、爆発などの事故
の原因になります、必ず促進剤→硬化剤の順に添加下さい。

6.購入方法

各商品の値段は価格表を参照下さい、送料は別のケースがありますので、送料でご確認
下さい。当社は宅配便(佐川急便)を利用しております。

基本的には入金確認後、商品発送させていただいています。


7.代引きは対応していますか?

佐川のe-コレクトがご利用いただけます。

8.数量がまとまりますが価格はどうなりますか?

数量がまとまる場合、業販価格で対応しますので別途ご相談下さい。

9.HP未掲載品でも購入可能ですか?

商品、数量を教えてください、取り寄せですが対応します。
例:ケプラーハサミなど

10.ジェットスキーの補修について。

ジェットスキーはSMC(シートモールディングコンパウンド)という成形方法で作られています。
樹脂はポリエステル樹脂ですが、色々な増粘剤を添加していますので、当社で販売している
材料では補修は出来ません、半年ぐらいは着くかもしれませんが、剥がれてきます。

当社協力工場で補修も承りますのでご相談下さい。指定工場持ち込みのみです。

お預かり期間約1週間、金額は補修箇所数や大きさに寄りますが、1カ所7.8万が目安です。

11.離型処理


こちらをご覧下さい。