ポリエステル系透明注型樹脂

 

基本配合例 (25℃〜30℃が適温下です)

注入厚み

t20mm

t10mm

t5〜10mm

t5mm以下

硬化剤

0.3%

0.4%

0.5〜1.0%

1〜1.5%

  ※1%とは、主剤1kgに対して10ccとなります。

  ※促進剤が予め混入されたタイプもございます。

 

注意事項

☆促進剤と硬化剤は、直接触れ合わせると大変危険ですので、混入の際は一液ずつ確実に混合

してください。また、スポイト等の用具もそれぞれ用意してください。

 

☆硬化時に約9%収縮します。収縮の障害になる様な形状の場合は、クラックの原因となるので、注入方向や施工順序を考えてください。

 

☆注入量が500g以上で厚みが20mmを超えると、樹脂の反応熱と収縮圧でクラックを起こしたり、変色する恐れがあるので、反応具合をこまめにチェックしてください。温度が100℃位にまで上昇

しだした場合は、冷却措置を取ってください。全体的に70℃位の状態が、最も良い状態です。

 

☆注入厚みが5mm以下の場合は自己発熱を起こしにくいので、冬期や低温化での作業の際は

加温の必要があります。但し、自己発熱無しに硬化させると物性が低下しますので、加温し過ぎにご注意ください。

 

☆表面のタック(ベタつき)は、メタノールで拭き取れます。また、アクリルウレタンクリヤーや

ラッカークリヤーを塗布して処理することも出来ます。

 

色材・充填材について

○透明性染料や顔料で着色可能です。

 

○大理石紛等を混入することにより、クラックを防止出来ます。この場合の仕上がりは石材風と

なります。